「大人のリノベガイド」今回のコラムテーマは「ライフスタイル」。大人だからこそのさまざまなライフスタイルをリノベーションで叶えた事例を見ていきましょう。
奥様がご自宅でお料理教室や着付け教室をされているK様ご夫妻。都立大学駅エリア内でのお引っ越し。以前のお家はメゾネットのタウンハウスで、今のおうちより広かったんです。たくさんのお着物や書籍を整理して荷物が軽くなった状態でお引越しされました。お二人で夕食を摂りながらワインなどのお酒も楽しむご夫妻のライフスタイルの中心にあるのはキッチンとダイニングテーブル。テレビはあまりご覧にならないためリビングにソファは不要で、「それぞれがお気に入りのチェアでくつろぐ」というスタイルなのだそう。暮らしが変わらないからないからできる、暮らしを整えるためのリノベーションです。
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「キッチンは仕事場 都立大学のお料理教室リノベーション」
(東京都目黒区 K様)
世田谷区にある100㎡を超える中古マンションを購入して、リノベーションしたS様ご夫妻。以前は都内の城北エリアの賃貸マンションで生活されていました。設計当初にご自宅へお邪魔した設計担当者は、その暮らしを見て、「この家がお二人の暮らしにフィットしていないことがわかった」と言い、ご主人曰く当時のご自宅は「しょうがないからその状態にしている」部分があったそうです。
リノベーションした現在のお住まいは、リビングにアートを飾り、MARENCOのソファが備えられている、広さを生かしたゆとりある暮らしに。書物の多いご夫妻。ライブラリやご主人のワークスペースはリビング横のベッドルームをぐるりと囲むように設計しました。お互いの気配は感じつつも、一人になれる場所があります。大人の夫婦二人暮らしは、孤独にならない、ということも大切なポイントなのかも。港区などの都心でお探しでしたが、ちょっと都心からずらしたことで享受できた広々とした豊かな暮らしです。
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「ライブラリーのある家で過ごす 大人の時間」
(東京都世田谷区 S様)
埼玉県三郷市の茂内様ご夫妻は、長年貸し出していた自己所有マンションをリノベーション。以前は都内の賃貸マンションで生活していました。ワインやアートが好きな奥様、料理が得意なご主人。お二人の真ん中にあるのは「食を楽しむおいしい時間」でした。かといって豪華なキッチンを入れるのではなく、シンプルながら、隠したいところは隠せるように機能的に設計。ご主人の調理の様子を覗きながら、奥様がワインをセレクトして食事を始めるのが日常なのだそう。共に過ごす時間を大切にしながら、奥様の書斎はしっかりつくり、一人でいる時間も確保できるようになっています。夫婦二人の暮らしには、共に過ごす場所と一人になる場所が必要なんでしょうね。
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「大人な二人のおいしい暮らし」
(埼玉県三郷市 茂内様)
東京郊外の一軒家で家族3人+愛犬2頭で暮らしていたO様。お子さんが大学に進学し、全員が都内へ通う毎日。ならばと、都心のマンションに住み替えをしました。大型犬2頭と一緒に暮らせるペットOKのマンションはごくわずかでしたが、外苑前のヴィンテージマンションをリノベーションし、ワンルームの広い空間を家具で間仕切ることで、家族が快適に暮らせる住まいができました。個室はありませんが「一人になりたいときは近くのカフェに行く」とのこと。都心暮らしならではの家族のスタイルです。最近になってお子様が近くで一人暮らしをスタートさせ、お二人+愛犬との暮らしにシフトしたそうです。
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「愛犬と共に郊外から都心の ヴィンテージマンションへ」
(東京都渋谷区 O様)
H様は20代の頃に購入し、これまで20年住んできた荻窪にあるマンションをリノベーションしました。リノベーション中の仮住まいのことに始まり、断熱や空調設備を整えて住宅の性能を上げる施工をしたことなど、大人世代のリノベーションでご参考にしていただけることが盛り沢山の事例です。