第三回のお題は「ワークスペース」。コロナ禍が続く中、リモートワークの浸透は進み、ニューノーマルの働き方になりつつあります。今回ご紹介するのは、ただ「自宅で働く」だけでなく、読書や手芸など「自分時間を過ごす」場所も兼ねるワークスペース。家の中で過ごす時間が増えているからこそ、自分だけの時間を大切にしたながら、家でさまざまなことも楽しみたい。そんな、日常に豊かさをプラスするワークスペースのアイデアをご紹介します。
夫と妻のワークスペースを並べて配置しつつ、集中したいときやひとりになりたいときは、間に仕込んだ引き戸を閉じることができるアイデア。夫のワークスペースは1.5帖ほどで、デスク、本、洋服、スーツケースの収納が集約しています。集中してアイデアを練ったり、時にリラックスできるようなワークスペースを求めて、ご主人がイメージしたのは漫画喫茶の「篭り感」。リラックスできるリクライニングチェアのセレクトもこだわり。
「totonoi」グループサイト「EcoDeco」より
後藤邸@五反田
通路のようなスペースの一角をちょっと広げて、適度なこもり感と開放感があるワークスペースに。ワークスペースの先は趣味の音楽や読書を楽しむライブラリーになっていて、仕事の合間に気分転換したり、オフタイムにひとり静かにリラックスすることができる場所。リビングとの間に扉を設けずつながっているので、それぞれの場所で過ごしながらも夫婦の距離は離れない心地良いレイアウト。
玄関を広い土間空間にして、その一角に夫のワークスペースをレイアウト。開けた場所ですが、家族が集まるリビングとは距離があり、ひとりで集中しやすい空間になっています。家のスペースに限りがあるなら、「玄関+ワークスペース」のように、スペースの多重利用を考えてみるのも手です。ちなみに妻のワークスペースはキッチンの横。仕事の合間に家事もできて便利。
「totonoi」グループサイト「EcoDeco」より
N様邸@下総中山
こちらも「スペースの多重利用」をした例。。メゾネット住戸の上階にあるワークスペースです。吹き抜けの下ですくすく育った4mのシンボルツリーを見下ろせる場所にあり、家の中で一番開放感がある特等席。カフェのような居心地の良さがあります。ワークスペースの背後はが、腰高の家具で仕切った寝室。寝る時間以外は利用されない寝室を有効活用するアイデアです。
「totonoi」グループサイト「EcoDeco」より
S様邸@小岩
最後は玄関とゆるくつながった土間床のワークスペース事例。個室ではありませんが、玄関からLDKへとつながる動線は別に確保されているため独立性が高く、家族の気配を感じながら一人になれる場所です。床の仕上げを土間にすることで、グリーンを置いたりDIYをするなど、空間の汎用性がアップ。趣味を楽しむスペースにもなっています。
「totonoi」グループサイト「EcoDeco」より
S様邸@豊洲